CSVファイルをJSONに変換する際のエンコーディング問題の解決方法

  • 2023.07.24
  • IT
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はじめに

あるプロジェクトで、CSVファイルを読み込んで、それをJSONファイルに変換する必要がありました。

問題の発生

しかし、この作業を進めていると、CSVファイルを読み込む際に KeyError というエラーが発生しました。これはPythonがCSVファイルの特定の列(この場合は ‘in’ と ‘out’)を見つけられなかったことを示しています。

問題の原因

調査した結果、このエラーの原因はCSVファイルのエンコーディングが ‘UTF-8-SIG’ であることでした。このエンコーディングでは、ファイルの先頭に特別なマーク(BOM、Byte Order Mark)がつくため、Pythonが列名を正しく読み込むことができませんでした。

問題の解決

この問題を解決するためには、ファイルを開くときに ‘UTF-8-SIG’ というエンコーディングを指定すれば良いです。Pythonはこのエンコーディングを使用すると、BOMを自動的に除去します。

コード例

まず、CSVファイルのエンコーディングと最初の行の内容を調べるためのコードを示します。これにより、ファイルのエンコーディングとヘッダー行の内容を確認できます。

そして、この情報をもとに、ファイルを開くときに適切なエンコーディングを指定してCSVをJSONに変換するコードは以下のようになります。

まとめ

今回、CSVファイルのエンコーディング問題がPythonでのファイル処理に影響を及ぼす一例を見ました。エンコーディングの違いは見落としやすいバグの一つで、その確認はファイル処理作業の一部となるべきです。