Pythonを使ってMP4動画から音声を抽出し、それをWAVおよびMP3形式で保存する方法
- 2023.06.21
- IT

目次
Pythonを使ってMP4動画から音声を抽出し、それをWAVおよびMP3形式で保存する方法
動画ファイルから音声だけを抽出することは、音声解析や音楽のリミックス、字幕の生成など、多くのアプリケーションで必要とされる作業です。ここでは、Pythonの「moviepy」ライブラリを使用して、MP4動画から音声を抽出し、それをWAVおよびMP3形式で保存する方法を紹介します。
事前準備
まず、このチュートリアルを始める前に、次のPythonライブラリがインストールされていることを確認してください:
- moviepy: pip install moviepy
WAV形式で音声を保存する方法
以下のPythonスクリプトは、指定したMP4動画から音声を抽出し、同じ名前のWAVファイルとして保存します。
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from moviepy.editor import AudioFileClip # 動画ファイルの指定 video_file = "test.mp4" # 動画からAudioFileClipオブジェクトを生成 audio = AudioFileClip(video_file) # .wavファイルとして保存 audio.write_audiofile(video_file.replace('.mp4', '.wav')) |
MP3形式で音声を保存する方法
次に、同じ音声をMP3形式で保存する方法です。ここでは、音声ファイルをエンコードするためにlibmp3lameコーデックを指定します。
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from moviepy.editor import AudioFileClip # 動画ファイルの指定 video_file = "test.mp4" # 動画からAudioFileClipオブジェクトを生成 audio = AudioFileClip(video_file) # .mp3ファイルとして保存 audio.write_audiofile(video_file.replace('.mp4', '.mp3'), codec='libmp3lame') |
libmp3lameコーデックはシステムにインストールされている必要があります。それがない場合は、適切なパッケージマネージャを使ってインストールしてください。例えば、Ubuntuの場合、次のコマンドでインストールできます:
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sudo apt-get install libavcodec-extra |
まとめ
以上がPythonを使ってMP4動画から音声を抽出し、それをWAVおよびMP3形式で保存する方法です。このスクリプトをカスタマイズして、自分のニーズに合わせた音声処理ツールを作成することができます。