CONTEC AI-1608AY-USBをラズパイで使う方法
- 2022.09.09
- IT
この記事の需要があるかは全く持って不明なのですが。。
Raspberry Pi 4A Bで、CONTEC AI-1608AY-USBを使う方法についてのメモです。
この機械自体は、ADコンバータです。
方法
ソフトのダウンロードと解凍
ContecのHPで会員登録をして、
Linux版アナログ入出力ドライバ API-AIO(LNX) 開発環境(フルセット) Ver. 5.3
をダウンロードします。
任意のディレクトリで解凍します。
カーネルヘッダのインストール
このソフトを使うには、カーネルヘッダが必要なので、Raspberry PI用のカーネルヘッダを下記コマンドで作ります。
sudo apt-get install –y raspberrypi-kernel-headers
ドライバを作るための準備
基本的には、contec/caio/help/jp/caio.htm を参考に作ればOKです。
contec/caioに移動して、下記コマンドを実行します。
sudo make
うまく行かない場合は、再起動するといいかもしれません。カーネルヘッダが反映されていないかもしれません。
次に、
contec/caio/configフォルダに移動して、下記コマンドを実行します。
sudo ./config
あ、I2CをONにしておく必要があります(私は既にONにしてあったので問題になりませんでした)
さて、上記コマンドをONにすると、下記のように表示されると思うので、
sを押して、設定を保存します。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 |
pi@raspberrypi:~/Desktop/MiMi/contec/caio/config $ sudo ./config ---------------------------------- CONTEC API-AIO(LNX) Configuration ---------------------------------- Message : Auto detecting devices. ................................................................................... . -------------------------------------------------------------------------------- Devices list -------------------------------------------------------------------------------- DeviceName Product Name ID IP/Master IP Status [1]: AIO000 AI-1608AY-USB 1003101020C3 -------------------------------------------------------------------------------- [#]:Select device [o]:List sort [r]:Redetect devices list [d]:Delete device [a]:Add device manually [e]:Diagnostic report [s]:Save settings [q]:Exit |
これで、ドライバが完成しました。
設定ファイルは’contec_aio.conf’です。
起動スクリプトファイルは’contec_aio_start.sh’です。
停止スクリプトファイルは’contec_aio_stop.sh’です。
ここで、再起動しておきましょう。
ドライバの起動
先程作った、contec_aio_start.shを下記コマンドで実行します。
sudo ./contec_aio_start.sh
これで、使えるようになりました。
サンプルプログラムを動かしてみる
contec/caio/samples/en/python/console/Ai
にPythonのプログラムがあるので実行してみます。
Print文のF文字列がエラーを吐くので、適当にコメントアウトなどでいなして、実行します。
日本語のプログラムもあるのですが、私のラズパイの言語設定が英語のせいか、文字コード的に実行できませんと宣うので、英語のプログラムを実行しました。
デバイスネームは、AIO000
です。
以上。