AWSでWordPressを使ってブログを運用する際の選択肢

WordPressを使って個人ブログを作りたいときには、無数に選択肢があります。
アフィリエイターが推しているXserver等の日本の会社のサービスであったり、GCP、Alibaba Cloud等の海外のサービスであったり。
その中で今回はAWSでのWordpressを利用する際の選択肢について説明します。(備忘録がてら)
私がAWSでWordPressを利用する際に、様々な方法があり、どれを使ったら良いのか迷ったことがきっかけです。
※アクセス数があまり多くない個人ブログを想定しています。
結論
ざっと6種類あります。証明書をどうするか、サーバーのコンピューティングサービスはどうするか、で基本的な組み合わせが変わります。
また、AWSの証明書(AWS Certificate Manager:以下ACM)を使う場合には、そのために他のAWSサービスも利用する必要があり、それが複数あるので、6種類となりました。
以降では、コンピューティングサービスごと(EC2, Lightsail)に説明していきます。
証明書 | 証明書のために使うサービス | コンピューティング | |
1 | 無料証明書 | – | EC2 |
2 | AWS Certificate Manager | CloudFront | EC2 |
3 | AWS Certificate Manager | Elastic Beanstalk | EC2 |
4 | 無料証明書 | – | Amazon Lightsail |
5 | AWS Certificate Manager | CloudFront | Amazon Lightsail |
6 | AWS Certificate Manager | Lightsail Load Balancer | Amazon Lightsail |
EC2を使う場合
3種類ありますが、構成図はこのような感じです。
まとめて書いてしまっていますが、列ごとに構成を見て頂ければと思います。
料金や工数
サービス | 工数 | コマンド | 料金(月) |
無料SSL+EC2 | 多 | 多 | 1年目無料それ以降は約$11 |
EC2+CloudFront | 多 | 多 | 1年目無料それ以降は約$11+アクセス数に応じて変化 |
EC2+AWS Elastic Beanstalk | 多 | 多 | 1年目無料それ以降は約$11 |
Lightsailを使う場合
3種類ありますが、構成図はこのような感じです。
まとめて書いてしまっていますが、列ごとに構成を見て頂ければと思います。
料金や工数
サービス | 工数 | コマンド | 料金(月) |
Lightsail | 中 | 中 | $3.5~ |
Lightsail+CloudFront | 中 | 小 | $3.5~+0(200万件のアクセスまでは無料) |
Lightsail+ロードバランサー | 小 | 無 | $3.5~+$18 |
まとめ
長く続けるのであればLightsailで作り、とにかく安く短く使うならEC2がよさそうだと思います。
WordPressをホスティングする選択肢として、Xserver等もあります。それらに比べると、AWSはハマる可能性があるが、安く済みます。
ちなみに、非エンジニアの方でも、どのくらい続けるか分からない、という人にはXserverよりもLightsailの方が良いかもしれないなと思いました。
Xserverは契約期間により料金が大きく異なりますし、無駄に長期間契約してもお金の無駄ですし(経験者談)。
最後に、証明書自体は、ACMを使っても、無料証明書を使ってもその効果(盗聴、なりすまし、改ざんを防ぐ)は変わりません!